小筒
弾丸重量が三匁半程度のものを指す。威力は低いが安価で反動が少ない為、猟銃や動員兵への支給銃として用いられた。また、防御力の薄い明・朝鮮の兵にはこれでも十分な威力を持っていた為、朝鮮の役では大量に用いられた。
中筒
弾丸重量が六匁程度のものを指す。小筒に比べて威力が増大した分扱いが難しい上に高価なので、臨時雇いでなく継続して主人に仕える足軽が用いる銃とされた。当世具足や竹束などの火縄銃に対応した防御装備が広まった結果、小筒に替わり主に用いられる様になった。
士筒(さむらいづつ)
弾丸重量が十匁程度のものを指す。威力は絶大だがあまりにも高価で扱いが難しい為、十分な鍛錬と財力を持つ侍のみが用いる事ができた。彼らはこの侍筒を武家奉公人に持たせ、必要に応じて用いた。
短筒
馬上筒とも言う。馬上での使用や護身用に用いられていたとされる。銃身が短く、片手で扱える。ヨーロッパの騎兵のピストルに近い。
大鉄砲
抱え大筒とも言う。二十匁以上の弾丸重量を有するもので百匁クラスのものも存在する。通常の弾丸の他、火矢などを用いて攻城戦・海戦で構造物を破壊する為に用いられた。差火点火式・地上設置型である通常の大筒と異なり、銃床とカラクリを用いた火縄銃の体裁を持つものを指す。言うまでもなく反動は強烈であり、射手は射撃時に自ら転がる事で反動を吸収する程である。そのため確実を期す場合は、地面に据えて擲弾筒のように撃ったり、射台に据えて用いた。
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製作地・流派による分類 [編集]
主な違いとして、銃身の外形(丸、角筒)、肉厚、長さ、銃床の形状、カラクリ(内外カラクリ)、目当などがあげられる。以下に記するもの以外にも多数あり。
国友筒
堺筒
日野筒
薩摩筒
以上、製作地名を冠したもの。
南蛮筒:海外より伝来した火縄銃を指す。それを手本に国内で製造されたものは異風筒と呼ばれる。
稲富筒:稲富流の仕様に基づいて製作された鉄砲。
関流筒:関流砲術参照。
デモンストレーション [編集]
日本各地に鉄砲隊と称しイベント時に火縄銃で空砲をうつ団体が多数できた。これは伝承砲術によっているものであるが、日本では幕末維新期に兵制・武器の西欧化が急速に行われたため、流派の直接伝承はすべていったん途絶えている。現存する流派は伝来した古文書などを解読して後世再興したものである。古式銃団体の性格は、
伝書などに準拠し純歴史学的に再興したもの(但し1、2の流派で明治以降も祭礼等で細々と伝承されたものもある)。
地域に伝わった鉄炮衆などの由来に基づき地域の特色ある武術の再現として研究されたもの。
それ以外のもの。
の3種が大まかに分類できる。